みなさんこんにちは、インクデザインのなつみです。
穏やかに晴れた5/13、当社は incdesign ALL HANDS 2025 を開催いたしました!
その様子をちらっとお見せいたします。
ALL HANDS ってそもそも何?
直訳すると、「全員の手」つまり「全員/総員」。
ビジネスの場では、「全社会議」 「社員総会」という意味合いです。
2021年頃から、「incdesign」という名の船に乗るメンバーが急激に増えました。
案件数も案件規模もどんどん大きくなる「incdesign」号がどこを目標にどんな航海をしていくのか、そしてどんなメンバーで更なる航海に臨もうとしているのか。
新入社員の歓迎会や大規模案件の打ち上げを兼ねつつ、これまでの歩みを辿るうえでメンバーの交流を深められたら、という思いで開催することになりました。
今回のメイン企画:社史を振り返るトーク会
ごはんを食べたり飲みものを飲んだり、ゆるい雰囲気の中でトーク会がはじまります。
ファシリテーターを務めるむつきさん主導のもと、最初は在籍人数の推移を見ていきます。
2024年の増員が多すぎて、会場からは笑いの声が。


そこからは、スポットが当たったメンバーが登壇して、入社当時のトークを広げていきます。
ちなみに、インクデザインという社名に決めた理由を潤さんが話されましたが、実はいまだに気に入っていないんだとか。
潤さんの取り組みをずっとそばで見ていた有薗さん
先日の取材日記でもご紹介している、当社が昨年の11月までお世話になっていたco-lab墨田亀沢のオーナー・有薗さんにもご登壇いただきました。
昔の潤さんの印象を語る有薗さん。
まず先にお金を使う。
自分を次のステップに追い込んでいく。
有薗さんが話されていたのは私が入社する随分前の話ですが、Windows端末をポポンと買ってメンバーへ配っていたことを思い出して、躊躇なく投資する姿勢はその頃から変わってないんだな〜と思いました。
co-labに入居してからは、ネクタイをしている有薗さんと、帽子をかぶっている潤さんの二人三脚で取り組む仕事が増えていったとのこと。
「この時期は青春だった」
おふたりの表情を見ると、懐かしさに顔が緩んでいるように見えます。

コロナ禍真っ最中に定めたパーパス
世の中がギスギスして生きづらかった2020年4月頃。
あの頃は誰もが不安でいっぱいでしたよね。
デザインを考えたときに、悪意のあるものは伝えてはならないと思ったという潤さん。
デザイナーは人々の気持ちを翻訳する仕事。
翻訳してわかりやすく伝えることが価値。
興味を持ってもらえるようなおもしろさが必要。
そんな経緯で決まったパーパス。
僕になんかあったときには…と、潤さんから様々なパスワードを教えまくられたというむつきさん。
リモートワークによって「人が増える」という物理的な障壁がなくなり、良くも悪くもコロナ禍を経て会社としての土台ができあがった時期でした。
元同僚が入社して生まれたチーム感
潤さん・倉田さんと同じ職場で働いていた、近藤さん・竹内さん・あかねさんが2021年に入社。
潤さんは前に向かっていく姿勢が昔から変わらないと語る近藤さん。
デザインに専念できる、しがらみをなるべく減らしてくれる環境だと語る竹内さん。
タイムアタック的な仕事ではなくなったと語るあかねさん。
3名が入社したことによって、個人競技と化していたインクデザインにチーム感が生まれたとのこと。
組織としての土台ができあがる前にメンバーが急激に増えたことで、今も地道な社内のシステム整備は続いていますが、会社らしい会社へと近づきつつあります。
新卒に人気がない会社・インクデザイン
「PowerPoint」と発言した瞬間に学生の方の目の輝きが失われていく。
そう嘆く潤さん。
昨年夏頃に内定を出した新卒のあすかさんが、4月にインクデザインへ入社されるかどうかドキドキだったんだとか。
私はデザイン系の学校に通っていないので実態は分かりませんが、
本棚の目立つところに置かれるような雑誌や書籍、
スーパーへ並ぶような製品パッケージ、
街中に飾られるようなポスター制作などに憧れるのでしょうか。
新卒ならなおさら、自分の作ったものを身近な人に自慢できるような仕事がしたいという気持ちもあるでしょう。
その気持ちはわかります。
どこで誰に見てもらえるのかわからないようなPowerPointでは、目の輝きが失われても仕方ないのかもしれません。
そんな私たちインクデザインの主な仕事は、企業がどれだけ魅力的で、未来に何を描いているかを機関投資家や個人投資家の方々へ伝えること。
広告のような華やかさはないけれど、「この会社を応援したい」と思ってもらえるように、企業と投資家をつなぐ、なくてはならないデザインを手がけています。
みんなが認識しているインクデザインという会社
自由。
柔軟性。
自律。
この辺りがキーワードとして多く挙がっていたように思います。
みんなさまざまな背景がある中で、似通ったところがちゃんとある。
干渉しすぎず、放任しすぎず。
声を挙げれば誰かが応えてくれて。
この場にいる一人でよかったと私が思ったように、ほかの方もきっと同じことを思ったでしょう。
ALL HANDS を開催してみて
世の中のニーズとインクデザインの業務内容が合致して、言うなれば売れている今。
この数ヶ月は波が大きく、負担がかかっているメンバーは少なくありません。
「壊れそうだと思っていたけれど、メンバー各々の言葉を聞いて大丈夫だという確信を持てた」という潤さん。
経営者である以上、成長していくのを前提にしなければならない。
常に新しい目標に向かっていくためにも拡大が必要になってくる。
ただし、拡大を目標にしているわけではなく、提供できるものを考えなければならない。
そのためにここにいる人の犠牲の上に成り立たせるわけにはいかない。
働きやすさに立ち向かっていく。
インクデザインの挑戦はこれからも続きます。
ところでこの絵、すごくないですか?
本イベントの内容をグラフィック化したものなんです!
このように「会議やプレゼンテーションの内容などを、文字やイラストを使ってリアルタイムに記録すること」って、「グラフィックレコーディング」という名称があるんです。
私はインクに入社してからグラフィックレコーディング・通称グラレコのことを知りました。
書いてくれたのはメンバーのひとり、ひかりさん。
テキストだけなら読む気が失せるような情報量でも、グラフィックなら何が書かれているんだろうと引き寄せられる。
全部読まなくとも、そのときのその場の雰囲気が伝わってくる。
イベントが終わった後もこうして楽しめるなんて、素晴らしい技術ですよね。
グラレコという技術をまだまだ知らない方も多いと思いますが、やがて重宝されるだろうなと個人的には思っています。
最後に
立ち上げから段取り、運営まで綿密に行ってくださったバックオフィスのあやさん、企画や資料作成、ファシリテーターを務めてくださったむつきさん、ご多用のところ本当にありがとうございました!
むつきさんは、今回のイベントにおける取り組みをご自身のnoteへまとめています。
何気なく参加した社内イベントに、こんな気遣いや背景があったとは…!と驚かされる内容でした。
本記事を読んでくださったあなたにも、ぜひご覧になっていただきたいです。
会社全体で集まろうという企画が上がるのは年数回。
朝礼や打ち合わせで毎日のようにカメラオンでお話ししていても、実際に顔を合わせてのやりとりはやはり新鮮に感じます。
今回、おしゃべりに花を咲かせる時間はそれほど多くなかったので、また集まった際には近況や仕事のコツあたりを話せたら嬉しいな〜と思います。
それではまた。